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論文・学会抄録

2022.03.10

高地栽培バナナ摂取による血中脂質に及ぼす影響

水谷剛, 渡辺陽介. 日本栄養・食糧学会総会講演要旨集. 2003, 57th, 94. 

バナナ・パイン研究所
編集部 バナナ・パイン基礎情報 / 美容・健康 / その他 バナナ・パイン研究所 編集部

抄録

【目的】近年、高地(海抜 700 メートル程度)で栽培され、糖度の高い高地栽培バナナが注目されている。本研究では高地栽培バナナを実際にヒトが摂取した場合に、血中脂質に及ぼす影響について、通常種のバナナと比較検討した。
【方法】高地栽培バナナ(スウィーティオ)、通常種のバナナをそれぞれ 5 名ずつ 28 日間、1日2本ずつ摂取してもらい、経日的に採血し、中性脂肪、総コレステロール、HDL コレステロール、LDL コレステロールについて測定した。
【対象】 年齢 20~48 歳の女性までの健康な女性 10 名
【結果】 高地栽培バナナ群、通常種バナナ群ともに、中性脂肪、総コレステロール、 LDLコレステロールの低下がみられた。とくに、中性脂肪、LDL コレステロールについては、高地栽培バナナ群の低下が顕著だった。
【結論】バナナを摂取すると実際にヒトの血液中の中性脂肪、総コレステロール、 LDL コレステロールが低下したことから、脂質系の改善つまり体脂肪低下や高脂血 症予防につながることが示唆された。また LDL コレステロールを大幅に低下させた一方で、HDLコレステロールは変化がなかったことから、動脈硬化予防の可能性も期待できる。高地栽培バナナは、従来よりも糖度が高く血中脂質の増加が心配されたが、今回の実験で通常種のバナナと同等もしくはそれ以上の脂質系改善効果があることが示唆された。

高地栽培バナナ摂取による血中脂質に及ぼす影響

キーワード 高地, 栽培 , バナナ , 血中脂質

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