
☆オリエンタル料理がブーム?
パクチーやナンプラーなどをふんだんに使ったエスニック系の料理の定着や、塩麹などの発酵食ブームに続き、日本でブレイクの兆しがあるのがイスラエル、パレスチナ、レバノン…といった国々をルーツに持つオリエンタル(中近東)料理です。
これは世界的な流行を受けたもので、一足先にアメリカでは中東・地中海料理のファストカジュアル・レストランが急増し、ニューヨークでは専門店も続々と登場。ロンドンやパリでも、評判のレストランやシェフが雑誌で取り上げられたり、レシピ本がこぞって発売されたりするなど、大きなムーブメントになっているようです。
オリエンタル料理とは、野菜やハーブをふんだんに使ったシンプルなもので、ヘルシーなイメージ。例えば、高栄養価で低カロリーと、多くのハリウッドセレブたちを夢中にしたフムス(オリーブオイルを使ったひよこ豆のペースト)やファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)などが代表的な一皿です。
さらに、スパイスやフルーツ、ナッツをふんだんに使うこと。その絶妙な組み合わせで、独特の風味を楽しめるのも魅力のようです。
☆フルーツの美味しさを引き立てるシーズニングソルト
日本でも注目を集めつつあるオリエンタル料理。なかでもスパイス好きの間で人気が出始めているのが、“デュカ(Dukkah)”。クミンやコリアンダーなどエキゾチックなスパイス類とゴマ、ナッツなどがたっぷり入ったシーズニングソルトです。
ここでは、パイナップルとブロッコリースプラウトのサラダにトッピング。パイナップルの甘酸っぱさとデュカのスパイシーさに食感の楽しさが巧みにミックスされることで、とっておきの味わいになります
☆いつものマリネにフルーツ
もともと相性のいいスパイスとフルーツ。オリエンタル料理に限らず、さまざまな料理やスイーツ作りで、その組み合わせの妙が楽しめます。
りんごとシナモンやグローブの組み合わせは定番です。また、ジャムを作るときなど、オールスパイスやピンクペッパー、黒こしょうをプラスすると大人の味わいに。さらに、サングリアやカクテルなどにも、フルーツとスパイスの組み合わせは欠かせません。
さて、ご家庭でトライするなら、パイナップルをたっぷり使ったマリネはいかがでしょう。電子レンジを利用すれば簡単。作り置きもできるので、常備菜としても便利です。
レシピ:パイナップルのマリネ